
本校の校章は、明治38年10月19日に制定されました。その当時、世界に誇る
漁場に生きる北海道の人びとにとって、水産業の開発は急務であり、本校にかける期
待も大きく、それにふさわしい人材 の育成を求めていました。
中央に北極星をいただき、逆巻く怒濤(どとう)に囲まれた校章の図柄は、このよ
うな建学の精神を象徴し、北海の地に「厳しく たくま しく 清く生きよ」との指針
です。
漁業者にとって、北極星は、古くから航法の基点として親しまれ、水産魂のよりど
ころとなってきました。同時に、その燦然(さんぜん)とした輝きは 、 「身を立て
学を成さん《とする学徒の指標でもあります。
清冽で勇壮な怒濤は、「どのような厳しい試練にも立ち向かう鋼鉄のような力強さ
と、最後の1秒まで頑張りぬくねばり強さを持てと教えています。
本校創設以来、本校生は、この校章のもとにその自覚と気持をもって学業に励み、
立派な社会人として水産界の担い手として巣立っています 。そして、校章で結ばれた
母校愛に燃えて活躍しています。