お知らせ

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SG 専攻科漁業科


将来の船長・航海士を育てる教育機関 (船舶職員養成施設)で、航海士に求められる「海技専門知識」や「技術」を習得します。小樽水産高校専攻科漁業科は、50年以上の歴史を誇り、関東以北唯一の ”三級海技士(航海)” 養成施設として、官庁船、漁船、内航タンカーやフェリー、RORO船などの商船へ多数の修了生を輩出しています。船員不足が深刻化する現在、人材供給源として海運業界の期待がますます高まっています。


 

 

専攻科漁業科に進学するために


所定の海技単位と乗船履歴が必要になります。 海技単位と乗船履歴は、小樽水産高校漁業科で得ることができます。


 

 

取得できる資格


◆三級海技士(航海)
海技士国家試験は、筆記試験と口述試験があり、本校専攻科修了時に、筆記試験が免除され、直ちに口述試験の受験ができます。現在は筆記試験免除に甘えることなく、実力で合格している生徒がほとんどです。
大学、高等専門学校、高等学校で養成できる海技資格としては、最上級の資格です。また、本校は登録電子海図情報表示装置(ECDIS)講習の実施機関のため能力限定は解除されます。

 

二級海技士(航海)

 最近では、筆記試験全科目合格する生徒も見られます。

 

◆第一級海上特殊無線技士
国際航海に従事する船舶航海士には、必須の資格です。

 

◆船舶衛生管理者

(講師:小樽掖済会病院医師及び薬剤師)
船内の衛生担当者として、将来的に必要になる資格です。


 

 

実習について


1年生では、1年間、実習船(若竹丸、北鳳丸)に乗船して、乗船履歴を積み重ねるとともに、航海方法や、調査実習を基に船員としての資質を育てます。


主な実習

・ 瀬戸内海などの航路を航行する「航海実習」

・ 定期点検や整備の「ドック実習」

・ その年の日本の漁獲量を調査する「サンマ調査実習」

・ イワシの生育状況を調査する「秋季浮魚調査実習」

・ 生徒が比較的安全に参加できる「マグロ延縄漁業実習」

・ マグロ類などの「産卵調査実習」

・ レーダARPAシミュレータ実習

・ 瀬戸内海を航行するECDIS講習がメインの「専2航海」

北鳳丸にて調査実習の様子

 サンマ調査実習

 

目印を浮かべての操船実習

 

 レーダARPAシミュレータ実習

 

航路を航行する前に全体で事前学習する

 

航路イン

 

実機を使用してのECDIS講習(40時間)

 

 【過去5年間の就職先

《漁業後継》

《タンカー》

 ・イイノガストランスポート(株)

 ・昭和日タンマリタイム(株)

 ・鶴見サンマリンタンカー(株)

 ・(株)デュカム

《セメント船》

・大窯汽船(株)

《フェリー》

 ・商船三井フェリー(株)※

 ・新日本海フェリー(株)※

 ・青函フェリー(株)

 ・津軽海峡フェリー(株)

《RORO船》

 ・泉汽船(株)

 ・鹿児島船舶(株)

 ・川近シップマネジメント(株)

 ・近郵船舶管理(株)

 ・日本海運(株)

 ・北星海運(株)

《その他》

 ・日本海船舶(株)

《官公庁船》

 ・北海道水産林務部(漁業取締船)

 ・北海道教育庁(実習船)

《陸上勤務》

 ・(株)北海道日水

 ・大同倉庫(株)